サボりの調査
対象者は、建築資材の会社の役職付き営業社員。
数年前から営業成績は、右肩下がり、ここ数ヶ月は完全に赤字社員になっていた。やる気も無さそうだった。
日報では、まじめに得意先を訪問していることになっていたが、行動調査をしてみると、営業時間中、ほとんど仕事をしておらず、営業車でドライブをしたりパチンコをしたりしていた。
5日間の調査だったが、1件も得意先を訪問していない(全く仕事をしていない日)もあった。
同社員は降格処分になり、自主退社した。
不正社員の調査
調査対象者は、産業廃棄物処理(リサイクル業)の会社で、回収を担当していた社員の調査。
得意先をまわり、産業廃棄物を回収する仕事だったが、ここ数ヶ月で、回収する量が半分くらいに減り、会社は不審に思っていた。
行動調査をしたところ、得意先ではない会社に何社も寄っており、回収したものの一部を同業他社に転売して、その代金を自分の懐に入れていることが判明した。
自主退社ということにはしたが、事実上は、解雇。
社内不倫の調査
ある管理職社員のパワハラが原因で退職する社員が多く、問題になっていた。
人事部は、問題を重く見て、同管理職社員の処分を検討していたが、同社員はある役員から気に入られており、パワハラを理由にして処分をするのは難しい状況だった。
丁度そんなとき、当該理職社員が、社内不倫をしていることが噂になりつつあった。
尚、同社の就業規則には、社内不倫が処罰の対象になる旨の規定がおかれていた。
そこで、パワハラよりもハッキリと分かりやすく証拠が押さえられ、処分の規定がある、社内不倫の証拠を押さえることになった。
行動調査をしてみると、同管理職社員は、同社のある事務員(既婚女性)とラブホテルに行っていた。
降格処分を検討するとのことだった。